2015年からクラブを率いているユルゲン・クロップは、「エネルギーを使い果たした」と語った。
リヴァプールFCのユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することが発表された。
56歳のクロップは2015年10月に監督に就任し、その指導のもとでリヴァプールはUEFAチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、FIFAクラブワールドカップ、FAカップ、リーグカップ、UEFAスーパーカップ、そしてFAコミュニティシールドを制覇した。
クロップは声明の中で、「この瞬間、多くの人がこの言葉を初めて聞いてショックを受けるのは理解できるが、もちろん私はそれを説明できる、あるいは少なくとも説明しようと努めることはできる」と付け加え、「このクラブのすべてが大好きで、街のすべてが大好きで、サポーターのすべてが大好きで、チームが大好きで、スタッフが大好きだ。でも、それでもこの決断を下したということは、私がこの決断を下さなければならないと確信しているということなんだ。」
「なんというか、エネルギーが尽きかけているんだ。もちろん、いつかは発表しなければならないことは、もっと前からわかっていたことだが、今はまったく問題ない。この仕事を何度も何度も繰り返すことはできないことはわかっている。」
クロップは続けて、「一緒に過ごした年月、一緒に過ごした時間、一緒に経験したすべてのことの後に、あなたへの尊敬の念が高まり、あなたへの愛が深まった。」と語り、また、「私がしている仕事は、外から見るとタッチラインの上やトレーニングセッションの中にいるように見えるかもしれないが、大半のことはこのようなことを中心に起きているのだと少し説明しなければならない。つまり、シーズンが始まると、もう次のシーズンの計画を立てるんだ。一緒に座って、契約の可能性や次のサマーキャンプ、どこに行けるかについて話していたとき、『もうここにいる自信がない』という思いが湧いてきて、自分でも驚いた。自分でも驚いたよ。」と続けた。
リヴァプールによれば、アシスタント・マネジャーのペピン・ラインダースとピーター・クラヴィッツも同時にクラブを去ることになるという。2019-20シーズンにはリバプールを1990年以来、プレミアリーグ時代初のリーグ優勝に導き、前シーズンにはチャンピオンズリーグのトロフィーを獲得したが、今季をもってクロップのリヴァプールでの指揮が終了することとなった。