大谷翔平初ドジャース本塁打の記念ボールキャッチのファン、球団スタッフ対応に不満

大谷翔平初ドジャース本塁打の記念ボールキャッチのファン、球団スタッフ対応に不満

ロサンゼルス・ドジャースのファンで、水曜日の夜に大谷翔平が放った移籍後初ホームランボールをキャッチした人物が、その後の球団スタッフの対応に不満を表明した。

アンバー・ローマンさんは、ドジャースのユニフォームを着た大谷選手の初ホームランボールをキャッチした幸運な人物だ。夫のアレクシス・バレンスエラ氏と共に、ローマンさんは地元紙「The Athletic」のサミュエル・ブルーム記者に対し、球団のセキュリティとスタッフから「圧力をかけられ、だまされたのではないか」と感じていると話した。

ローマンさんは、ホームランボールをキャッチした後、球団スタッフによって夫と離され、ベースボールを返還する際の球団との交渉中も話すことができなかったと主張している。さらに、球団は、ローマンさんがトレードに応じない場合、ボールの真正性(オフィシャルかどうか)を証明しない可能性があると脅迫してきたという。これはボールの価値を下げる行為であり、それがチームにとっての大谷選手の初ホームランボールであるという証明が失われることになる。

ローマンさんと夫は当初、大谷選手のサインが入ったドジャースの帽子2つを提示されたが、ローマンさんは交渉し、サイン入りのバットとボールも追加で獲得することに成功した。オークションハウスの関係者は「The Athletic」に対し、このボールはオークションで最低でも10万ドル(約1,100万円)の価値があると話している。ファンが受け取ったアイテムの価値は、推定で1,000ドル(約11万円)程度だという。

「自分が心から応援しているチームが、こんな姑息な手段に出たことにガッカリしました」と夫のバレンスエラさんは話した。

加えて、通訳を通して記者会見に応じた大谷選手は、水曜日の夜、ファンに会い、ボールを取り戻すことができたと話した。しかし、ローマンさんとバレンスエラさんはブルーム記者に対し、大谷選手とは一度も会っていないと語った。

夫妻は、歴史的なホームランボールを返還したことを後悔はしていないが、キャッチ後の球団スタッフの対応には満足していないようだ。


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By 仁美

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