メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャース所属、大谷翔平の電撃結婚報道を受け、大谷の出身国である日本では、歓喜、羨望、そして期待に包まれた。
結婚のニュースは、大谷のInstagramでの投稿から明らかになった。「母国日本出身で、私にとってかけがえのない人と一緒に、新しい人生を歩み始めることになりました」と綴られている。
熱心なファンの中には、羨望の気持ちを口にする人もいた。「僕も男ですが、パートナーの方が羨ましいです」と30代の男性は語り、29歳の大谷選手の結婚が「さらなる活躍のきっかけになってほしい」と付け加えた。
2018年から米国でプレーしている大谷選手は、ロサンゼルス・エンゼルスでの6年を経て、12月にドジャースと10年総額7億ドルの契約を結んだ。
大谷の出身地である岩手県では、地元の岩手日報が、彼の結婚を伝える号外を1万1千部発行した。
59歳の川守田圭司さんは、盛岡駅前で号外を受け取りながら「びっくりしましたね。野球と結婚してると思っていましたから」と笑った。
東京・新橋駅周辺でも、野球ファンに限らず、多くの人がこのニュースを喜んでいる。
医療関係で働く49歳の女性は「息子が結婚したような気持ちです」と語った。同年代の友人が、「ショックで仕事休みたくなっちゃう」とメッセージを寄越したそう。
「私自身も友達も野球には興味がないんですが、日本中でこんなに注目を集める選手は他にいないですよね」と彼女は付け加えた。
大谷は、両家のプライバシーを尊重してほしいと呼びかけている。彼は木曜日、ドジャースのキャンプ地であるアリゾナ州グレンデールで記者会見を行う予定。