188BET – 2025年のJ1リーグシーズンは開幕したばかりだが、サンフレッチェ広島はすでに強さを示している。
昨シーズン、最終戦でのタイトル争いに敗れた悔しさを糧に、広島は今季も優勝争いに絡むべきチームであることを示そうとしている。
開幕からわずか1週間の間に、広島はまず富士フイルム・スーパーカップで昨季王者のヴィッセル神戸を2-0で下し、続いて日曜日にリーグ戦初戦で町田ゼルビアに2-1の勝利を収めた。町田は昨季の最終節で優勝争いに加わっていたもう一つのチームである。
つまり、サンフレッチェは2025年のシーズン開幕にあたり、昨季のJ1優勝争いを繰り広げた2チームに対し連勝を飾ったことになる。
さらに、AFCチャンピオンズリーグ2（ACL2）との両立も図る中で、ベトナムのザップ・サン・ナムディンとのラウンド16の第1戦ではアウェーで3-0の快勝を収めた。
では、サンフレッチェは今季こそ本物なのか？
監督のミヒャエル・スキッベは、昨季の主力メンバーをほぼ維持しており、その選手層に大きな満足を示している。
主力が揃った状態での広島は、日本サッカー界において最も手強いチームの一つと言っても過言ではない。
選手たちはスキッベの好む3-4-2-1のシステムを完璧にマスターしており、トルガイ・アルスランと加藤陸次樹の2人がトップ下として躍動している。アルスランが創造性を担い、加藤が豊富な運動量で貢献する。また、東俊希、仲野佑岳、新井直登といった選手たちはウイングバックとして攻守両面で大きな役割を果たしている。
しかし、最大の課題は、これらの要素をつなぐ決定的なストライカーを見つけたかどうかである。
2024年前半戦では、ピエロス・ソティリウとドウグラス・ヴィエイラがスタメンに定着できず、シーズン途中に加入したゴンサロ・パシエンシアも振るわなかった。
ソティリウはクラブ内得点ランキングで3位タイとなる8ゴールを記録したものの、ヴィエイラとパシエンシアはわずか2ゴールずつしか挙げられなかった。この3人はすでにオフシーズンに広島を離れている。
そこでスキッベが期待を寄せるのがジャーメイン良である。昨季、ジュビロ磐田で19ゴールを記録し、リーグ屈指の得点源となった選手だ。
新天地での3試合では未だゴールはないものの、彼の貢献は得点だけにとどまらない。それでも、広島が彼に期待するのは、それなりのゴール数を積み重ねることだ。
新シーズンのJ1開幕戦では、8チームが勝利を記録した。その中に広島は含まれているが、興味深いことに、神戸はその中にいない。浦和レッズを相手に0-0の引き分けに終わったからだ。
ただし、この結果を過度に重視するのは時期尚早だ。スーパーカップでの広島戦では、神戸は主力の大半を温存していた。これは、ミッドウィークに控えていたAFCチャンピオンズリーグ・エリートでのラウンド16進出を優先したためである。
スーパーカップで先発した選手のうち、山川哲史と佐々木大樹の2人を除けば、神戸のファーストチョイスとは言い難いメンバー構成だった。
さらに、大迫勇也、武藤嘉紀、酒井高徳といった日本代表経験者の3人は、後半からの途中出場だった。大迫と武藤は、それぞれ過去2シーズンのJリーグ年間最優秀選手（MVP） に選ばれており、彼らがベンチに控えていたことは、神戸の選手層の厚さを物語っている。
本格的にシーズンが始まった今、今後の重要な試合で神戸がこれらの主力を欠くことは考えにくい。
広島が開幕から強さを示したとはいえ、神戸も簡単には引き下がらないだろう。
両者のリーグ戦での初対戦は7月に予定されており、それまでにはどちらが「倒すべきチーム」なのか、その答えがより明確になっているはずだ。
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