スペイン・ラ・リーガ第22節、久保建英は22日、敵地で行われたマジョルカ戦で同点ゴールを決め、所属するレアル・ソシエダの逆転勝利(2-1)に貢献した。
前半早々にアントニオ・サンチェスに先制を許したソシエダは、38分に久保が同点弾を挙げる。自陣中央でボールを受けるとドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア内から低いシュートを放ち、古巣のマジョルカGKプレドラグ・ライコヴィッチを破った。
久保はかつて2度のレンタル移籍でプレーしたマジョルカのサポーターへの敬意から、ゴール後には喜びを爆発させなかった。
「マジョルカの人々への敬意と愛着から」と久保は試合後のインタビューで話した。
アディショナルタイムにはシュートがクロスバーの上を通過するなど2得点目を狙った久保だったが、直後にミケル・メリーノが決勝点を頭で押し込み、ソシエダが逆転勝利を収めた。
マジョルカは前半アディショナルタイムにアントニオ・ライージョが2枚目のイエローカードを受けて退場処分となり10人になると、後半にもシーベ・ファン・デル・ヘイデンが退場となり9人でプレー。ソシエダは全大会で5試合続いた無得点期間を脱し、勝ち点6位に浮上した。
「これが得点難の終わりになればいいし、もっとゴールを追加できれば」と、今月クラブとの契約を2029年まで延長した久保は語った。
欧州サッカーでは、浅野拓磨が所属するボーフムがホームでブンデスリーガ王者バイエルン・ミュンヘンに3-2で勝利。浅野は1得点しており、宇佐美貴史もアシストを記録している。
堂安律はフライブルクでアイントラハト・フランクフルトと対戦し、3-3のドロー。フランクフルトでは元日本代表主将の長谷部誠が今季初先発出場を果たし、40歳ながらフル出場している。